マイルって、飛行機にたくさん乗る人だけが得する仕組みだと思っていませんか?実はそれだけではありません。クレジットカードを使ったり、ネットショッピングやコンビニで買い物をしたりすることで、マイルを効率よく貯めることができるのです。こうした方法でマイルを貯める人たちは「陸マイラー」と呼ばれていて、学生や社会人、主婦など幅広い層に広がっています。
今回は、「JAL」と「ANA」のどちらがマイルを貯めやすいかを、高校生にもわかりやすく解説していきます。クレジットカードの使い方や、普段の買い物でどのようにマイルが貯まるのかなど、身近な事例を交えて比較していきましょう。
クレジットカードでマイルを貯めるには?
マイルを効率よく貯めるために、多くの人が利用しているのがクレジットカードです。特に「100円=1マイル」という還元率(1%)を目指すには、基本の年会費に加えてオプションの設定が必要になります。
JALカードの場合
- 基本年会費:2,200円
- ショッピングマイル・プレミアム加入(年4,950円)
- 合計:年間7,150円で1%還元が可能
ANAカードの場合
- 基本年会費:2,200円
- 10マイルコース追加(年6,600円/JCBなら5,500円)
- 合計:年間7,700円〜8,800円
このように、年間のコスト面ではJALカードのほうがやや安く、1%のマイル還元を達成しやすいといえます。ただし、ゴールドカードやプラチナカードなど上位カードになると、サービスや還元率にも差が出てくるため、自分の利用スタイルに合わせて選びましょう。
コンビニやネットで貯まる!提携ポイントを活用しよう
日常の買い物でもマイルを貯めるチャンスはたくさんあります。各航空会社がどのポイントサービスと提携しているかによって、貯まりやすさが大きく変わってきます。
JALの提携先(Ponta)
- 主な店舗:ローソン、ケンタッキー、ゲオ、au PAYマーケット など
- 特徴:PontaポイントはJALマイルに交換可能
- 向いている人:ローソンをよく利用する人、Pontaユーザー
ANAの提携先(楽天・Vポイント)
- 主な店舗:ファミリーマート、セブン-イレブン、ウエルシア、楽天市場 など
- 特徴:楽天ポイント・VポイントはANAマイルに交換可能
- 向いている人:楽天市場やファミマをよく使う人
日常でよく使うお店がどちらと提携しているかを確認することで、自分に合った貯め方が見えてきます。
裏技!ポイントサイト経由で一気にマイルを貯める
もっと効率的にマイルを貯めたいなら、「ポイントサイト」の活用がおすすめです。ポイントサイトは、広告のクリック、アンケートの回答、クレジットカードの申込などでポイントが貯まる仕組みのサイトです。
JAL向け:モッピールート(最大80%)
- 特徴:モッピーのキャンペーンを活用することで、80%の高レートでJALマイルに交換可能
- 注意点:FX口座開設などハードルがあるため、中〜上級者向け
ANA向け:みずほルート(70%)
- 特徴:みずほ銀行と連携し、安定して70%の交換レートを実現
- 注意点:専用のクレジットカードが必要だが、仕組みは比較的シンプル
このようなルートを知っているかどうかで、年間に貯められるマイル数が大きく変わってきます。上手に活用して、旅行に使えるマイルを着実に増やしていきましょう。
JALとANAを比較してみよう!
以下は、両社のサービスや条件をまとめた早見表です。自分に合ったスタイルを見つける参考にしてください。
比較項目 | JAL | ANA |
---|---|---|
クレカ1%還元にかかる費用 | 年7,150円〜 | 年7,700円〜(JCBなら7,700円) |
主な提携ポイント | Ponta(ローソン・ゲオなど) | 楽天ポイント・Vポイント(ファミマ・楽天市場など) |
ポイント交換ルート | モッピールート(最大80%) | みずほルート(70%) |
向いてる人のタイプ | ローソンユーザー、上級者向け | 楽天・ファミマユーザー、初心者〜中級者向け |
表で見ても、それぞれに適したユーザー像がはっきりと分かれています。無理に一方にこだわる必要はありません。自分の生活パターンや好みに合った方を選ぶことが、マイルを楽しく・賢く貯める第一歩です。
次回予告:貯めたマイル、どう使う?
次の記事では、「貯めたマイルをどう使うか」にフォーカスして解説していきます。JALの人気サービス「どこかにマイル」、ANAの特典航空券の取り方、そして燃油サーチャージの注意点など、マイルをお得に使うための知識が満載です。お楽しみに!

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