マイルを貯める楽しみは、ただ増やすことではなく、どう使うかにあります。1マイルを1円として使うのはもったいない!使い方次第では5円、10円、あるいはそれ以上の価値に変わることも。マイルを上手に活用すれば、同じ旅行でも費用を節約できたり、より快適で豪華な旅を楽しめたりします。
このブログシリーズ第3回では、日本を代表する2つの航空会社、JALとANAのマイルの使い方を徹底比較。国内線・国際線それぞれのお得な使い方に加え、飛行機に乗らなくてもマイルを使える方法も、高校生でもわかるようにやさしく解説します!
国内線特典航空券:手軽で楽しいマイル旅
ANA「今週のトクたびマイル」
毎週更新される特定の国内路線を、片道3,000マイルから予約できるサービス。急に休みが取れたときや週末旅行にぴったり。目的地は限られるけれど、マイルを節約したい人には便利な選択肢です。
JAL「どこかにマイル」
JALの人気サービス。7,000マイルで往復航空券に交換でき、行き先はJALが候補4つの中からランダムに決定。「どこに行くか分からない」というドキドキ感が楽しめて、遠方が選ばれることも。マイルの価値を大きく高められる、まさに冒険好きにおすすめの使い方です。
国際線特典航空券:燃油サーチャージに注意!
特典航空券で海外旅行に行くのは夢のようですが、落とし穴があります。それが「燃油サーチャージ」。これは航空券とは別にかかる燃料代で、マイルで航空券を手に入れてもこの費用は現金で支払う必要があります。特にヨーロッパやアメリカなど長距離の場合、往復で7万円以上かかることも。
しかし、裏技があります。JALやANAが属するアライアンスの中から、サーチャージが少ない提携航空会社の便を選ぶことで、現金負担をグッと減らせます。
JAL(ワンワールド)を使うコツ
JALマイルでカタール航空やフィンエアー、マレーシア航空などを利用すると、燃油サーチャージが抑えられるケースが多くなります。
ANA(スターアライアンス)を使うコツ
ANAマイルでシンガポール航空やユナイテッド航空を利用すれば、アジア・アメリカ方面の旅行で大きな節約が期待できます。
目的地だけでなく、どの航空会社を選ぶかがマイルの価値を最大限に引き出すポイントです。
飛行機に乗らない!マイルの別の使い道
旅行の予定がなくても、マイルを無駄にする必要はありません。以下のような使い方でも、十分に活用できます。
電子クーポンに交換する
- JAL:e JALポイント
- 1マイル ≒ 1.5円相当。
- 航空券購入や旅行商品の支払いに使えます。
- ANA:ANA SKY コイン
- ステータスによって、1マイル ≒ 最大1.7円相当。
- 使い道の自由度が高く便利。
他社ポイントに交換する
- JAL:WAONに交換可能
- イオン系列の店舗で利用できる電子マネー。
- キャンペーン中はレートアップのチャンスも!
- ANA:楽天ポイントやTポイントなどに交換可能
- 利用範囲は広いが、年間の交換上限やレートの低下に注意が必要です。
まとめ:マイルの使い方比較表
比べるポイント | JAL(JMB) | ANA(AMC) |
---|---|---|
国内線特典航空券 | どこかにマイル(7,000マイルで往復) | 今週のトクたびマイル(毎週更新) |
国際線特典航空券 | 提携社(カタール航空など)でサーチャージ節約 | 提携社(シンガポール航空など)でサーチャージ回避 |
電子クーポン | e JALポイント:1マイル → 約1.5円 | ANA SKY コイン:1マイル → 最大1.7円 |
他社ポイント交換 | WAONに交換。キャンペーン時にレートアップあり | 楽天・Tポイントなどと交換可能(交換制限あり) |
総合評価 | 国内旅行やランダムな旅が好きな人に最適! | 国際線重視&提携便の選択肢を活かしたい人におすすめ! |
次回予告:上級会員制度を解説!
次回のテーマは、憧れの「上級会員制度」。JALとANA、それぞれの会員ステータスの仕組みや、どうすれば上級会員になれるのか、どんな特典があるのかを初心者向けに解説します。「ステータス修行ってなに?」という疑問も一緒に解決していきます。お楽しみに!

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